4月はこの言葉を掲示してありました。
合掌は人間の動作の中で
1番美しく尊い姿勢です。
手を合わす意味を今一度
一緒に考えましょう。
【住職のひとりごと】
2月24日に始まった
ロシア軍によるウクライナへの侵攻。
連日、罪のない多くの命が
理不尽に奪われております。
悲しく、ただただ心が痛みます。
戦争は涙と憎悪しか生み出しません。
絶対にあってはならない出来事が
現実として起こっています。
なぜ、尊い命同士が殺し合わなければ
いけないのでしょうか?
私たちは誰かを殺すため、殺されるために
生れてきたのでしょうか?
正確な判断のできない相手には
話は通じないのかもしれません。
しかし、何とか話し合いの上で
終戦に向かいますことを、強く望みます。
さて、「いがむ」と「おがむ」。
一字違いではありますが正反対の意味です。
人間の手は
核のボタンを押すためにあるのでしょうか。
武器を持ち
誰かを殺めるためにあるものでもなければ
インターネットで誹謗中傷を
書き込むためにあるものでもない。
これ以上「いがみ合う」ことは
やめましょうよ。「拝み合い」ましょうよ。
「拝む」合掌礼拝の行為は
仏教発祥の国インドから伝わりました。
手を合わせて「ナマステ」と
挨拶をすることは
相手に対する尊敬を意味します。
また、危害を与えない
(武器を持っていない)ことを
表現しています。
彼の地で起こっている悲劇は
他人事ではありません。
まずは私自身、あなた自身から
「拝み合い」の生活を
始めてまいりましょう。