2024年09月12日

掲示板の言葉 2024年8月


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バタバタ続きで失念しておりました。
8月の掲示板の言葉です。


前にもふれましたが、
お盆には若い方を含めて
普段お寺にお参りされない方々が
おそらく2,000人は来られます。


お寺の掲示板。この月だけは
若者や縁のない方に向けて
ピンポイント発信です。


お盆中もチラッと外に出ると
20歳くらいの青年が
スマホで掲示板を写していました。


この方だけではないはず。
私の狙い、間違ってない。


少しでも仏教に興味を持ってくれたら
お寺の住職として嬉しいです。


さて、以下読んでくださったら幸いです。


【住職のひとりごと】


意訳しますと
「ご先祖なくして、私の命はない」
 ということでしょう。


お盆を迎える、8月の掲示板に
ピッタリな言葉だと思いませんか?


仏教は因果の法を説きます。
善い結果を招くためには、
善い行いをしましょうと。


つまり、現時点がスタートで
未来にゴールを設定します。
因→果ということですね。


しかし、宗祖の親鸞という方は
どちらかというと、
果→因をみていかれます。


リンゴの種があるから、
リンゴの果実が実る。
確かにそうです。
これが因果です。


ただ、実らなかったリンゴの種は
どれだけあったことでしょうか?
そうでしょ?


つまり、今ここに
リンゴあるという事実から、
さまざまなご縁を訪ねていくのです。


少し、回りくどい言い方になりました。
静かに手を合わせて、
命をみつめましょう。


10代さかのぼると、
先祖は1024人。
20代さかのぼると
104万人を越えるようです。


一人でも欠けていたら。


私はいない。
そこには
他の動植物のいのちも関係します。


このいのち。
私の命であるようで、
私だけの命ではありません。


そう思うと、
今よりも丁寧に
生きていけるような気がしませんか??


posted by 覚円寺 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉