ご本尊・阿弥陀さまは、必ず蓮台に立っておられます。ハスの花の上です。
木像であっても、絵像であっても、名号(南無阿弥陀仏)であっても。
なぜでしょうか?
ハスは泥の中から生えます。その美しさは泥に染まることなく、見るものを感動させます。
ハスの花は、澄んだ清流の中では育ちません。(スイレンはちがいますが)
ハス(さとり)は、汚泥の水(煩悩)が故にキレイな花を咲かせるのです。
そのハスの花(さとり) の上に立っておられる阿弥陀さまは、泥の中(煩悩から離れることのできない私の元)に飛び込んでくださいます。
つまり、南無阿弥陀仏の声となり、私の中に満ちて、さとりの世界に導いてくださるのです。
煩悩の私を、「必ず救う!さとりへ導いてみせる!」
それを「ハスの花の上に立つ」という姿で知らせておられるのです。
阿弥陀経や正信偈にも「蓮」はたくさん出てきますよ。
お参りの際などに、何でもご質問ください。