※長崎県島原市浄源寺の御住職 三浦唯正師の言葉です。一度、本山の行事でご一緒させていただいた方です。
素晴らしい筆字は、昨年の「お寺の掲示板大賞」を受賞された、熊本県球磨郡の明導寺の御住職 藤岡教顕師のものです。
さて、124年ぶりの2月2日の節分だそうです。
コロナ禍であっても、各地で豆まきが行われています。
「鬼は外!福は内!」
気持ちはよくわかります。
鬼よ、去れ!福よ、来れ!
ご病気や悩みを抱える方などは、切実な想いで豆をまかれるでしょう。
驚かれるかもしれませんが、浄土真宗の教えからは、節分に豆まきはしません。
なぜなら、どこまでも自己をみつめていく教えだからです。
自分の外に鬼を探し、見つけ、自らの正当性を押し付けて、争い、苦しむ私たち。
本当の鬼は、我が心の中にこそ住むのかもしれないと知らされる教えなのです。
そして「自利利他」の教えでもあります。
それは、自ら利して(さとりをひらき)、他を利する(他のものをさとりに導く)ということです。
つまり、自らの幸せを願うとともに、他の幸せを願うことを実践していく。
阿弥陀さまも
「あなたが救われないのなら、わたしは仏にならない」と誓いを建てた方でもあります。
そういう意味では「鬼は内!福は外!」とみていくのが浄土真宗の教えかもしれません。
さて、我が家にも鬼殺隊がいました(笑)

長男には「保育園でも豆をまくときは、自分の心の鬼をみつけてまくんだぞ」と伝えました。
年長さんには難しかったかな?
でも偉そうに息子に伝えましたが、自らにもその言葉を投げかけたいと思います。
さて、みなさん。どこに鬼がいましたか?
ちなみに、うちには○嫁はいません(笑)
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