2025年12月10日
本日で年内の報恩講廻りが
ほとんど終わりました。
毎年のことですが
みなさん予定がある中を
温かく迎えて下さり
本当にありがとうございました。
そのお気持ちに応えるべく
私なりに丁寧に正信偈を拝読、
法話をさせていただきました。
法話の最後には
報恩講の意味をお伝えして
御文章を読みます。
報恩講の意味をお伝えすると
多くの方が大きく頷いて下さる。
そりゃそうですよ。
わかりませんよね。
意味がわからないことは
勤められません。
私だってそうです。
私が伝えなければ
誰が伝えるんですか。
住職として当たり前のことを
出来る限り、丁寧に。
さて、以下は今月の掲示板の言葉。
読んでいただけたら幸いです。
【住職のひとりごと】
サザエさんをご存じですよね?
国民的アニメです。
その一コマを紹介します。
ある日、サザエさんと母のフネさんは
バス停でバスを待っていました。
隣には知らない親子が座っていて、
お母さんと息子さんだったようです。
耳に入ってくる会話から、
息子さんが集団就職により
故郷を離れるようです。
「歯を食いしばって頑張るんだよ」
「帰りたいとか弱音を吐くんじゃないよ」
お母さんは、言葉で息子さんを鼓舞します。
いよいよバスがやってきました。
そのお母さんを残し、
バスに乗り込みました。
窓の外には名残惜しそうな姿。
バスが発車しそうになると、
そのお母さんは思わず叫んだようです。
「何かあったら、いつでも帰っておいで!」
聞いたサザエさんは笑いました。
そしてフネさんに
「お母さん、あの人おかしいわ。
言ってることが違う」
それを聞いたフネさんは、
「サザエ、あれが親なのよ。親の姿なのよ」と。
帰る場所を用意して、
いつでもあたたかく迎える準備ができている。
阿弥陀さまも浄土を用意し、
私を迎えてくださるんです。
あったかいですね。
posted by 覚円寺 at 16:49|
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掲示板の言葉
2025年10月31日
今月の掲示板の言葉はこれ。
何を支え、たよりに生きるのか?
それによって人生は変わる。
仏教が紛いものなら
2500年続かなかったでしょう。
どうぞ、仏教を
浄土真宗の教えを支えに
人生を歩んで下さい。
以下、読んで下さったら嬉しいです。
【住職のひとりごと】
有難いことに、寺に生れて
僧侶という生き方をさせてもらっています。
とても感謝していますが、
生きづらさを感じることもあります。
世の中の宗教に対する偏見や
「坊主のくせに」という言葉。
私自身が不完全な人間であることは
間違いないことだし、
言いたいことは理解できなくもないですが、
そこまで言わなくても。
みんな大変ですよね。
確かに宗教が絡んだ
争いはありますが、
それだけが原因ではなく
多くは資源・人種・領土問題が
複雑に絡み合っているのです。
海外では、宗教(信仰)を持たない人は
信用されません。何故か?
胸は身体の、旨は話の中心。
棟は家の中心。
「むね」には中心という意味があるようです。
つまり宗教とは
教えを中心に生きるということ。
迷ったとき、困ったときに
立ち返るものがあるのか、ないのか?
拠りどころを持たない人は、
信用されないということです。
仏教のどこを切り取っても
危険な教えはありません。
どうか、聞いて下さい。
posted by 覚円寺 at 06:54|
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掲示板の言葉
2025年10月01日
先月の掲示板の言葉です。
いよいよ10月ですね。
衣替えの時期です。
我々がお参りの際に
着ている布袍と呼ばれる衣。
本来なら今日から冬用です。
しかし、近年の異常な暑さから
10月も夏用でいいみたいです。
どうしようかな?
迷っています(笑)
さて以下の駄文、
読んで下さったら嬉しいです。
【住職のひとりごと】
50代以下の方は馴染みのある
ミュージシャンかもしれません。
ザ・ブルーハーツというロックバンド。
私は中学生の頃によく聞きました。
若い世代のモヤモヤや
反骨精神みたいなものを
代弁してくれているようで
今でも根強いファンがたくさんいます。
彼らの「夢」という歌の歌詞。
直球、ドストレートですね。
でも、これが人間の本当の姿です。
親にしつけられ、義務教育を受け、
少しの道徳を身につけ、社会に出て。
このような感情を隠す術は
習得しましたが、
所詮、隠れているだけです。
何かをきっかけに、
この煩悩(欲望)は
表に顔を出してしまいます。
約2500年も前にお釈迦さまは、
仏説無量寿経に書かれています。
田があれば田に悩み、
家があれば家に悩む。
……田がなければ田が欲しいと悩み、
家がなければ家が欲しいと悩む。
全てのものがそうである。
あればあったで悩み、
なければないで悩む。
手に入れてもまだ欲しいと悩む。
そして、全ては必ず手から離れていく。
そして、また悩む。と。
もう見抜かれています。
このことを知ったとしても
悩みはなくなりません。
だけど知ると知らないでは、
人生が大きく変わるのではないかと思います。
本当の私に出遇うために、
一緒に仏教を聞いていきましょう。
posted by 覚円寺 at 06:58|
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掲示板の言葉
2025年08月30日
しかし、暑いですね。
この三日間は正念場ですよ。
みなさん、熱中症対策を
怠らずに注意して下さいね。
今月の掲示板です。
お盆に若い人がお寺に来るので
目に留まるようなものにしました。
龍谷富山高校でも
このことを話してきました。
以下、読んでいただけたら
嬉しいです。
【住職のひとりごと】
私が大学2年生の7月14日だったと思います。
ノストラダムスの予言により
全人類が滅亡するといわれていました。
信じていませんでしたが、
少し怖くて友人と一緒に
夜を過ごしたことを覚えています(笑)
7月5日に大災害がやってくる!
東日本大震災を予言したといわれる
漫画家の夢が現実になるかもしれない。
SNSを中心に話題になりました。
その日に大切な方を亡くされた、
つらい別れを迎えた方もおられるでしょう。
トカラ列島でも大変な地震が続いていた。
ただ、人類が滅ぶことはなかった。
誰も、未来なんて予言できないのです。
防災意識は高まったかもしれません。
さて、この話。
仏教ではどうのように
捉えるでしょうか?
仏教では…。
【毎日が7月5日】と教えてくれます。
明日が保証されていないのです。
だからこの一日を、この瞬間を、
大切に丁寧に生きていくのです。
さらにいえば、今いのちを終えたら、
あなたはどこに行くのですか?
仏さまは、
そのことも心配しておられますよ。
posted by 覚円寺 at 16:28|
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掲示板の言葉
2025年08月09日
先月の掲示板の言葉はこれでした。
7月っぽい言葉を探した結果です。
長男が「短冊に2枚願いごとした」
と教えてくれました。
聞いたら1枚目は
「カターレがJ2残留しますように」
2枚目が
「みんなが幸せに暮らせますように」
だったようです。
他の友だちは?と聞いてみました。
すると
「世界中の戦争が早く終わりますように」
「南海トラフ地震が来ませんように」
だったようです。
小学生の願い事に感動しました。
ただ、こんなことを子どもに
願わせてしまっているなんて。
もっと純粋に子どもらしい
夢や願いを大きな声で言える
世の中にしていかないと。
以下、住職のひとりごと。
読んでくださったら嬉しいです。
【住職のひとりごと】
娘が保育園で七夕の歌を習ってきたようで、
うれしそうに歌ってくれます。
みなさんも短冊に願いを込めて、
七夕を迎えたことがあることでしょう。
自分のこと、家族のこと、
将来のこと、平和のこと。
書きましたよね??
とても素敵なことです。
考えてみると私たちは
「願う」ことが多いようです。
七夕もそうですが、
お宮参りされるときもそうですよね。
願い事をします。
「願う」こともいいですが、
私が「願われている」
存在であるということを
聞いていくことも、
とっても大切なことだと思うのです。
浄土真宗では
「なもあみだぶつ」に
願いが込められていると説かれます。
そこに阿弥陀如来という
仏さまの私を願って下さる心が
詰まっているのです。
「あなたは尊い存在だ」
「あなたが大切だ」
「あなたを絶対一人にさせない」
誰が離れても、何が離れても、
私だけはあなたを離れないという仏さまです。
私のいのちが「願われ」います。
時には静かに「その願い」を聞きませんか?
posted by 覚円寺 at 12:35|
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掲示板の言葉
2025年07月04日
先月の掲示板の言葉はコレ。
一応、季節を頭に入れて考えます。
だけど、今年はかたつむりを
見ないなぁ。見ました?
以下、読んでいただけたら幸いです。
【住職のひとりごと】
江戸時代の俳人・小林一茶は、
浄土真宗の篤い念仏者でありました。
その一茶が詠まれたと
言われているのがこの句。
浄土真宗を感じます。
6月はカタツムリを
よく見かける時期です。
知っておられますか?
何と!カタツムリは、
産まれた時から殻を背負って
誕生するそうです。
つまり、産まれるときも、
生きているときも、
亡くなっていくときも。
片時も殻から離れることがないのです。
どこで尽きても、わが家です。
一茶はここに浄土真宗の味わいを重ねて、
この句を詠まれました。
つまり、私たちのいのちには
帰る場所が用意されてあるということ。
それも、産まれた時から。
いや、産まれる前から。
ずっと、ずっと。
旅行が楽しいのは、
帰る家があるからであり、
それを知っているから。
人生の旅路はどうですか?
ちゃんと帰る場所を確認してありますか?
帰る場所のない旅は、
迷子であり、放浪ですよ。
浄土に往くんです。
仏に成るんです。
聞いてください。
ちゃんと用意されているんだから。
posted by 覚円寺 at 11:10|
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掲示板の言葉
2025年06月04日
連投です。
4月の中旬にこれを考えました。
「あんぱん」が好評なので。
そしたら5月の第二週のタイトルが
「人生はよろごばせごっこ」で
ビックリ!
世界中がこの精神で
生きていけたらいいなぁ。
私も書いたからには
この言葉を心の隅に置いて
生きていこうと思います。
【住職のひとりごと】
現在放映中のNHK連続ドラマ小説
「あんぱん」。大人気だそうですね。
誰もが知っている
「アンパンマン」の作者、
やなせたかしさんと
妻の暢さんがモデルだそうです。
今月は「人生は、よろこばせごっこ」
やなせさんは、この言葉の後に、
こう続けられます。
「人間が一番うれしいことはなんだろう?
長い間、ぼくは考えてきた。
そして結局、人が一番うれしいのは、
人をよろこばせることだという
ことがわかりました。実に単純なことです」
すごいです、この言葉。
お寺に集う子どもたちにも伝えられそうです。
全ての人がこのように考え、
やなせさんのように行動できたならば
世の中は争いがなく平和に、
人々は幸せに暮らせるのでしょう。
人にはそれぞれ、
生まれてきた役割があります。
私は縁あってお寺に
生まれてきました。
悩んだこともあったけれど、
事実は変えられません。
そんな私に何ができるのか?
何をして喜んでもらいたいのか?
それは一人でも多くの方に
お寺に足を運んでもらって、
仏教を伝えることです。
これしかないのです。
みなさんは何をして
人に喜んでもらいますか?
posted by 覚円寺 at 11:12|
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掲示板の言葉
4月の掲示板の言葉、
アップするのを忘れておりました。
この後、5月も連続投稿します。
どんな言葉にしようかと考えていました。
するとテラス食堂の子どもたちの
光景を思い出しました。
本堂で走り回る子どもたちをみて
競争や評価の社会を生きる彼らに伝えたい。
【評価をされない場所がここにある】
【あなたはあなたでいいんだ】
と阿弥陀さまが仰っているようで。
この言葉にしました。
以下、読んで下さったら嬉しいです。
【住職のひとりごと】
4月は進学が進級があったり、
就職したり、人事異動があったり。
慣れない環境に身を置き、
心身ともにバランスを
崩しやすい時期です。
あの人よりは上へ。
あの人よりは上手に。
相手に、自分に負けたくない。
常に、誰かや何かと比較し
、競い合っている。
少し、しんどいですね。
競い合うことは大切なことです。
向上心があることは素晴らしいです。
でも、心身の糸を
ずっと張り詰めていると、
いつか切れてしまいます。
そんな時は、お寺に来て、
阿弥陀さまの前に座ってみて下さい。
そして、肩の力を抜きませんか?
遠慮せずに弱音を吐いてみませんか?
この仏さまは
「一番になれ」「あいつに勝て」
とは言われません。
頑張るあなたも、
頑張れないあなたも、
丸ごと認めてくれます。
お寺は比較されることのない場所です。
あたたかい場所です。
誰が来てもいいんです。
【みんなのお寺 あなたのお寺】なのだから。
posted by 覚円寺 at 11:02|
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掲示板の言葉
2025年04月02日
3月の言葉はコレでした。
今日、お参りに伺った門徒さんが
3月の掲示板の言葉のことだけど。
と、お話してくれました。
「キョウヨウ」と「キョウイク」
先月お渡しした言葉の説明を
きっかけに、お友だちとの会話が
盛り上がったようです。
何とも嬉しいことを
聞かせてもらいました。
以下、駄文ですが
読んでくださったら嬉しいです。
【住職のひとりごと】
最近、ふとしたときに
様々な不安や心配事が、
頭の中を駆け巡ります。
悩んだときに大切なのは
「キョウイク」と
「キョウヨウ」だそうです。
「キョウイク」は
「今日」「行く」場所があるということ。
「キョウヨウ」は
「今日」も「用」事があるということ。
誰かのために、役立てることがある。
必要としてくれる人がいる。
誰かが一緒に居てくれる。
自分にも居場所がある。
確かに安心します。
ふむふむ。
多少言葉遊びのようだけれど、
すごく共感します。でも。。
精神的・身体的、
また時代の変化とともに
「キョウイク」も「キョウヨウ」も
適わないときが必ずやってくる。
悲しいことですが
私は誰からも必要とされない日が
いつか来るのです。
正直に言います。
おそらく漠然と抱える私の不安は、
ここからやってきています。
しかし、不安でいっぱいの
私であることを
見抜いておられた方がいます。
阿弥陀如来という仏さまです。
全てのものが私から去っても、離れない。
この仏さまは私にとって、
絶対に無くなることのない
「居薬」なのです。
この仏さまは私の人生の支えです。
みなさまにもオススメします。
posted by 覚円寺 at 15:11|
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掲示板の言葉
2025年03月05日
今月の掲示板の言葉はこれでした。
プリンターの不具合で
遅れてしまいました。
テレビでこの言葉を
森口博子さんが教えてくれたとき、
涙が出てきました。
以下、読んでくださったら
大変嬉しいです。
明日、6日は
「楽しい仏教講座」でもあります。
お浄土ということについて
出来るだけわかりやすく話します。
参加してくださると
本当にうれしいです。
【住職のひとりごと】
昨年の12月6日に、
女優の中山美穂さんが
お亡くなりになりました。
車の中で携帯のニュースで知りました。
思わず「ええっ!」と独り言。
幼少期にドラマを観たり
歌をよく聞いていましたから、
ショックでした。
その日から数日間は
テレビで中山さんの人柄が
よく取り上げられました。
私が一番心に響いたエピソードは、
森口博子さんが語られたことです。
レコード会社と
ディレクターが一緒だった二人。
自然と仲良くなり、
携帯電話のない時代なので、
夜にFAXでやり取りをしていたそうです。
森口さんが多忙な時期に、
中山さんから一通のFAXが
届いたようです。
そこには、
「心は元気ですか?」とあった。
「体調は大丈夫ですか?」と
言われることが多いけど、
中山さんは違った。
「明日も頑張りすぎないで
楽しんでね」と綴られており、
中山さんのにじみ出る優しさを思い出して
涙ながらに語っておられました。
ただ言葉を並べるわけではなく、
相手の状況・心情を慮っての
優しい言葉。すごい方だなぁと思います。
そして、自分はどうか?
と胸に手を当てて聞かせてもらいました。
posted by 覚円寺 at 13:36|
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掲示板の言葉