2022年09月30日

掲示板の言葉 2022年9月



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今月の掲示板の言葉でした。


先日、ご門徒さんからLINEで
写真が届きました。


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何と、ご自宅のトイレに張って
用を足しながら見てくれているそうです。


本当に報われます。
ありがとうございます。


【住職のひとりごと】

寂しいことに
息子たちの将棋ブームは
瞬く間に去りました。


いつでも再開できるよう
将棋盤は茶の間にあります。


さて、将棋の言葉で
「成る」というものがあります。


自陣では最弱の「歩」も。
一度行ったら帰ってこられない「香車」も。
変則な動きしかできない「桂馬」も。


相手陣地に入ると「成り」ます。
成るとみんな「金」と
同じ能力を持った駒になるのです。


仏教は成仏道です。
みんな、仏さまに
「成らせて」いただく教えです。


生まれも性格も能力も
みんなバラバラの私たち。


そんな私たちが
お浄土で同じ仏さまに
成らせてもらうんです。


それぞれの努力(善行・功徳)によって
成仏を求めるのであれば
みんな違う世界へ行きます。


中には成仏できない人も
いるでしょう。


でもそうじゃない。


お浄土からの招待状が今
「南無阿弥陀仏」の声になって
ここに届いているんです。
必ず仏に「成らせる」と。


相手陣地に行けば
裏返り「金」を名乗れますが
初めから「金」と
書いてあるじゃないですか。


合格通知はもう手元にあるんです。


それを大事にしながら
共に歩んでいきましょう。





posted by 覚円寺 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年08月31日

掲示板の言葉 2022年8月



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8月の掲示板の言葉はこれでした。


お盆には若い方も沢山
墓参りに来られます。


その人たちに
短い言葉で
印象に残ってもらう言葉を
8月は選んでいます。


覚円寺の掲示板をみて
インスタに投稿して下さった方も
おられました。


1人でも何かを感じていただけるなら。
これからも続けていきます。


【住職のひとりごと】


1985年8月12日に起きた
「日本航空JAL123便墜落事故」を
覚えておられる方は多いでしょう。


当日には必ずニュースになります。
これは、単独事故としては世界で最も
犠牲者の数を出してしまった
航空機墜落事故で、
520名もの尊い命が失われたそうです。


なんと明石家さんまさんは、
この飛行機に乗る予定だったのです。


しかし、仕事の収録が
早く終わったため、予定を変更。


一便早い飛行機に振り替えて、
奇跡的に事故から免れました。


事故以降、さんまさんの座右の銘は
「生きてるだけで丸もうけ」。


娘さんの名前、「いまる」の由来は
ここにあると言います。


四苦八苦=生老病死、愛別離苦、
     求不得苦、怨憎会苦、五蘊盛苦。


人生、うまくいかないことだらけです。
思うようになりませんね。


誰もが背負わなければならない
「四苦八苦」を背負いたくない、私。


絶対に否定できるはずもない
「四苦八苦」を否定したい、私。


お釈迦さまは
「その心がさらなる苦しみを生み出すのだ」
 と言います。


つらいときは、
さんまさんの言葉を
思い出してみてください。


そして、お釈迦さまの
真実を見抜いた言葉に
出遇ってみてください。


少しだけ、
肩の荷が下りるかもしれませんよ。



posted by 覚円寺 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年07月31日

掲示板の言葉 2022年7月


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今月の掲示板の言葉はコレでした。


いつもは、言葉を決めてから
「住職のひとりごと」を考えます。


ですが、今回は逆でした。
「住職のひとりごと」が先に完成ました。


偽りのない私の本音です。


以下、読んでいただけたら幸いです。


【住職のひとりごと】


今月は相田みつをさんの言葉です。
よく目にする機会があると思います。


さて、私たちはそれぞれの
「ものさし」を持っています。


この「ものさし」は、
蓄積された経験や知識から製造されます。


そう、世界には70億の
「ものさし」があるのです。


それが正しいものであると思い込み、
それで物事を測ろうとするから、
争いがおこります。


メモリのずれた、曲がったものでは
正確に測ることができません。


さらに私の「ものさし」は
状況で変化する、都合のいい
「ものさし」ではないですか?


先日「秘密のケンミンショー」という番組で
「氷見うどん」特集がありました。


舌の肥えた芸能人たちが、
感動しながら食べておられました。
私はヨダレが出ました。


お寺には
「氷見うどん」がたくさんあります。
引き出ものでいただくためです。


ですので、お昼ご飯によくいただきます。
正直に申しますと、飽きることがあります。


もったいない話です。番組翌日のお昼。
どうしても「氷見うどん」が食べたい。


食べると、特別に美味しい。
いつもと同じうどんなのに。
うどんが輝いていました。


本当に簡単に変わってしまう、
単純な私の「ものさし」です。
危ういですね。


そんな中、変わらない
「ものさし」があります。
仏さまの「ものさし」です。


どれだけ時代が経っても
世の中が変わっても、
この「ものさし」だけは変わりません。


この「ものさし」を行動基準、
判断基準にしてみませんか?



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posted by 覚円寺 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年06月30日

掲示板の言葉 2022年6月



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梅雨がはやくも明けてしまいました。
日差しが1ヶ月先の強さに感じます。


水分を摂って、適度に冷房を
使用して乗り切りましょうね。


今月の言葉はコレでした。
以下、解説を読んでいただけると
幸いです。


【住職のひとりごと】


この言葉は、豊島学由という
宗門で有名な先生の言葉です。


所属寺は覚円寺!
覚円寺と言う寺号は比較的少ないので
勝手に親近感をいだいていました。


さて、みなさんは
どちらに当てはまりますか?!
私は当然、前者ですね。


「あれが無くなった、これを失った。
 もう戻ってこない、どうしよう」


嘆いてばかりの日々であります。
失ったものを数えては、凹んでおります。


あっ、失って喜ぶものも見つけました。
体脂肪!(笑)冗談はさておき・・・


仏教では苦しみの元は
執着(しゅうじゃく)であると言います。
意味は執着と一緒です。


今あるものを永遠に
我がものであると思い込み
離したくないし離れたくない。


若さ、健康、家族、財産などなど。
でも、考えてみて下さい。


悲しいかな
全てが必ず離れていくものです。


どれだけの徳や財を積んでもです。


それが事実である以上
少し考え方を変えてみませんか?


まずは与えられたものを
数えることから始めましょう。


引き算より、足し算の人生で!


辛いこと、悲しいこと沢山あるけれど
少し肩の力抜いて
ゆっくりと歩いて行きましょう。



posted by 覚円寺 at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年05月31日

掲示板の言葉 2022年5月


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五月の掲示板の言葉はコレでした。


以下、解説を読んでいただけたら幸いです。


【住職のひとりごと】

今月の言葉は
ポップで親しみやすいものですね。
でも、よく見ると厳しい。


みなさんは、自分の寿命を
何歳くらいまでだと思っていますか?


おそらく、大病を患っておられない方は
平均寿命位を考えておられるでしょう。


「明日ありと思う心のあだ桜
 夜半に嵐の吹かぬものかは」


親鸞聖人が得度の際
9歳で詠まれた歌です。


満開の桜は一晩の嵐で
簡単に散ります。


私のいのちも
明日かもわからないし
100歳を超えるかもしれない。


いつまでもあると思ったら
これは大きな間違いである
と、教えてくださいます。


お酒もそうですね。
お酒を多少(多量?)
たしなむ私にはわかります。


あると思っていた酒が
いつの間にか、残り僅か。


でも、寂しさと同時に
僅かだと知ることができたからこそ
より大切に、味わい深く
いただくことができます。


人生も酒も
確実に終わりに向けて
進んでいます。


もう少しで空になりそうな
一生懸命に生きてきた人生を
振り返ってみて


「何のために生れてきたのか」
「この人生、一体何だったのか」
と、なげくのは寂しくないですか?


お寺に参る歳(まだ早い)とか
仏教は死んでからの教えだと
思っていませんか?


それは大きな誤りです。


なぜならば、仏教とは
「今」を生きる
私のためにあるものなのだから。



posted by 覚円寺 at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年04月30日

掲示板の言葉 2022年4月



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4月はこの言葉を掲示してありました。


合掌は人間の動作の中で
1番美しく尊い姿勢です。


手を合わす意味を今一度
一緒に考えましょう。


【住職のひとりごと】


2月24日に始まった
ロシア軍によるウクライナへの侵攻。


連日、罪のない多くの命が
理不尽に奪われております。


悲しく、ただただ心が痛みます。
戦争は涙と憎悪しか生み出しません。


絶対にあってはならない出来事が
現実として起こっています。


なぜ、尊い命同士が殺し合わなければ
いけないのでしょうか?


私たちは誰かを殺すため、殺されるために
生れてきたのでしょうか?


正確な判断のできない相手には
話は通じないのかもしれません。


しかし、何とか話し合いの上で
終戦に向かいますことを、強く望みます。


さて、「いがむ」と「おがむ」。
一字違いではありますが正反対の意味です。


人間の手は
核のボタンを押すためにあるのでしょうか。


武器を持ち
誰かを殺めるためにあるものでもなければ
インターネットで誹謗中傷を
書き込むためにあるものでもない。


これ以上「いがみ合う」ことは
やめましょうよ。「拝み合い」ましょうよ。


「拝む」合掌礼拝の行為は
仏教発祥の国インドから伝わりました。


手を合わせて「ナマステ」と
挨拶をすることは
相手に対する尊敬を意味します。


また、危害を与えない
(武器を持っていない)ことを
表現しています。


彼の地で起こっている悲劇は
他人事ではありません。


まずは私自身、あなた自身から
「拝み合い」の生活を
始めてまいりましょう。


posted by 覚円寺 at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年03月31日

掲示板の言葉 2022年3月



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今月の掲示板の言葉はコレでした。


パラリンピックでは、富山出身で旗手の川除選手が金メダルを取ってくれました。


不安定な世界情勢ですが、選手たちの輝きに目を奪われました。


今月の言葉は、オリンピックを見て感じたことです。


いつか、紹介したいと思っていた言葉です。


阿弥陀さまのおこころが、この言葉に表れていると思います。


どうぞ、読んでみて下さい。


【住職のひとりごと】


先日閉幕した冬季五輪では


沢山の感動をいただきました。


個人的に、最も心を動かされたのは


女子団体パシュートです。


前回金メダリストであり


決勝にも残った日本チーム。


今回も金メダルが目の前にありました。


最終コーナーまでは。


木姉妹の姉・菜那選手が


カーブを曲がりきれずに転倒。


責任を背負い涙が止まらず


闘い抜いた二人と共に表彰式後も


涙が止まりません。


しかし、セレモニー後には


写真撮影があります。


撮影を許されたのは、


共同通信社のカメラマン、ただ一人でした。


彼も、失意の彼女たちに


何て言葉を掛けていいかわからない。


一言、「いいですか?」と伝え


シャッターを切ろうとしました。


すると、そのカメラマンは


嗚咽を上げながら泣いてしまったそうです。


彼女たちの努力を見てきたから。


押しつぶされそうな重圧を知っていたから。


彼女たちの悲しみにカメラマンが共感し


彼女たちの涙にも共鳴したのです。


そこで生まれた写真が奇跡の一枚と言われ


大泣きしながら、大笑いしている


3人が写っています。


カメラマンの涙は


彼女たちを救ったように見えました。


一緒に泣き、痛み


寄り添ってくれる人がいるだけで


立ち上がることができる。


カメラマンさんが菩薩さまや


阿弥陀さまと重なる


坊主の冬季五輪観察記でした。


posted by 覚円寺 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年02月28日

掲示板の言葉 2022年2月



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2月の掲示板の言葉はこれでした。


どうかこれ以上、与えられた人生【与生】が、戦争によって奪われることがありませんように。


己が身にひきくらべて、
殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。
『法句経』




【住職のひとりごと】


「余生」とは、何でしょうか?


余った人生を略した言葉でありましょうか?


この言葉が使われる場面は


例えば定年後の人生を指すときが


多いようです。


辞書を繰れば


「人生の盛りを過ぎた後の生活」


とあります。


一般的な定義は「残された人生」


ということになるのでしょう。


「余生」を楽しんでいる方もおられますが


「余生」を持て余し


なげいておられる方に


出会うこともあります。


そういう意味では


「余生」は各々で違うと言えますね。


さて、ここで少し


仏教的な見方をしたいと思います。


この先の人生が


どのくらい余っているのかは


誰一人として確認することはできません。


いつ終わるのかわからないのが人生です。


そうであるならば


この賜わった命、人生を「余生」ではなく


「与生」と受け止めていきませんか?


今日のこの一瞬も与えられた命であると。


その「与えられた命」を私たちは


どのように生きていけばいいのか?


仏教には、そのことを深く見つめていく


ヒントが詰まっています。


「聴聞」を重ねて、ヒントを得て


答えを自分で導き出すのです。


元気なうちにお寺に足を運び


より充実した人生を送りませんか?




posted by 覚円寺 at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2022年01月31日

掲示板の言葉 2022年1月



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1月の掲示板の言葉はコレでした。


このことは昨年末に、高岡龍谷高校でもお話させていただきました。


色々な悩みを抱える多感な高校生たちに、「いつもこれからがスタートだよ」と、届けたつもりです。


【住職のひとりごと】


この言葉は東本願寺の門前に掲示してある


藤代聡麿という人の言葉です。


普通は「これまでがこれからを決める」


ですよね?


だって、過去の積み重ねが現在であり


未来なんだから。


しかし、この言葉は逆です。


「これからがこれまでを決める」なのです。


確かに過去があっての、今の私です。


中には辛い経験や、


出あいたくもない出来事も


あったことでしょう。


でも、出あってしまった事実は


変えられるものではありません。


そうであるならば、これからの生き方が


過去の意味を変えてくれると


考えてみませんか?


「これから(の生き方)が、


 これまで(の意味)を決める」のです。


これまでの人生、上り坂・下り坂・まさかの


連続ではあったけれど


その坂を、その道を通ったから


今があるはずです。


これからの生き方で


その道が無駄な道ではなかったことを


一緒に味わっていきましょう。


これからが新たなスタートです。


本年もよろしくお願いいたします。

posted by 覚円寺 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉

2021年12月30日

掲示板の言葉 2021年12月



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今年最終月の掲示板の言葉は、コレでした。


先日、大好きな先輩僧侶が往生されました。


本当にお世話になった方でした。


今でも、ぽっかりと心に穴が空いているようです。


そういえば、あの人も人の悪口を言う人ではなかったなぁ。


南無阿弥陀仏。


【住職のひとりごと】



先月、祖母の15回目の祥月命日に


祖母のことを思い出していました。


ひとことで言えば


「誰よりも優しい人」です。


小柄で穏やかで、かわいらしい人でした。


考えてみると、祖母のことを


悪く言う人に出会ったことがありません。


そして、祖母の口から人の悪口を


聞いたことがありません。


もし、祖母が


誰かの悪口を言う人だったら…。


いつの日か私の耳に


祖母の悪口は入っていたでしょう。


悪口を言わないから


悪口を言われない。


至極簡単な論理ですが


至極困難なことです。


そして、多くの人に好かれた人でした。


アサリの貝殻に和紙を貼って


鈴をつけて、紐をつけて。


それを何千個と作り


来る人来る人に手渡していました。


他人に施す姿が


十数年経った今も忘れられません。


さて、もし自分の悪口を耳にしたら…。


辛いですね。悲しいですね。


あなたが100%悪いとは言いません。


でも、少しわが身を振り返ってみませんか?


「悪口は 己れを 切り裂く 自滅の刃」


私もしっかりと


心に留めておきたいと思います。
posted by 覚円寺 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板の言葉